No65東京で大盛況!?クルーズ船と屋形船との違いとは?
2020/01/20 公開
東京には多くの河川や湾岸があり、屋形船やクルーズ船によるツアーが盛んです。特に屋形船は江戸の下町風情が楽しめるとあって、外国人観光客を中心に賑わっています。一方で若い世代の方に人気が高いのはクルーズ船です。若い人向けのサービスも充実しており、利用が増えています。
東京のクルーズ船と屋形船はここが違う!
東京のクルーズ船と屋形船では、どのような点で違いがあるのでしょうか。東京で就航しているクルーズ船と屋形船には、乗船人数・規模、料理内容、オプションの内容に違いがあるといえます。
圧倒的な乗船人数・規模
東京を就航している屋形船の最大乗船人数は約130~140人となっています。しかし、クルーズ船の大きさは屋形船の比ではありません。2名~1,000名まで乗船が可能です。また、屋形船にはテラスが服しているものもありますが、クルーズ船はテラスデッキはもちろん、4階まであるものもあり、サービスやオプションの規模も桁違いといえます。
屋形船は和食、クルーズ船は洋食がメイン
東京の屋形船の利用客は外国人を含む観光客です。そのため、提供している料理は江戸前天ぷらやもんじゃ焼きなど東京を代表するグルメが多い傾向にあります。元々屋形船は江戸の粋な舟遊びとして栄えた経緯があります。そのため、和食がメインとなっています。一方で、クルーズ船は立食パーティや豪華なディナーを楽しめるメリットがあります。また、屋形船よりも規模が大きいため、乗船人数も大人数です。その結果、ビュッフェ形式の料理を提供することも多く、洋食がメインとなっています。屋形船では味わえないワインやシャンパンなども味わうことができます。
大規模だからこそできる様々なオプション
東京の屋形船では芸者やコンパニオン、さらには浴衣レンタルや着付サービスをオプションとして提供しています。クルーズ船ではその規模の大きさからアロママッサージなどのリラクゼーションサービス、水上バイクやトーイングボード、フィッシングなどのマリンスポーツ、さらにはデッキで豪快なバーベキューまで楽しむことができます。また、貸切でのパーティも可能でDJブースの設置、コンパニオン、ダンサーやマジシャンなどのパフォーマーを呼ぶことも可能です。そのため、クルーズ船は若い人を中心に人気となっています。
屋形船とクルーズ船は趣が異なる
屋形船比べて、船舶の大きさやサービス内容の規模が大きいクルーズ船。しかし、そもそも屋形船とクルーズ船はそれぞれ趣が異なるため、一概に比較することはできません。そのため、優劣をつけることも難しいといえます。日本の伝統文化であり、江戸の情緒は屋形船にしか出せない雰囲気です。