No38屋形船クルージングで外国からのお客様をおもてなし!
2020/01/20 公開
屋形船は英語でhouseboat(ハウスボート)と呼ばれ、外国人観光客に喜ばれるアクティビティのひとつ。日本の伝統が味わえて観光もできて船にも乗れて…と良いこと尽くしの屋台船の魅力をお伝えします。
屋形船なら観光と食事が同時に楽しめる!
屋形船は基本は屋根のついた座敷を備えた和船なので、そのビジュアルだけでも外国人にとっては日本的なものとして珍しがられます。乗船料と食事代やドリンク料がセットになっていることが多く、料金1人約1~2万円ほどで約2~3時間の船旅と本格的な料理を楽しむことができます。
船内で調理した揚げたての天ぷらや豪華な刺盛など、金額によっていろいろな料理やコースを選ぶことができます。おつまみやオードブル付きの飲み放題コースもあるので、もちろんトイレも完備。
屋形船には「貸切船」と「乗合船」の2種類があり、10名以上の団体なら貸切船で、少人数なら乗合船を選ぶのがよいでしょう。乗合船の場合は、2名から予約OK。船宿によっていろいろなコースが用意されています。
東京エリアでの屋形船の楽しみ方
東京には屋形船を運行している会社が数10軒もあり、浅草付近から浜松町、品川あたりまで隅田川に沿って船宿がたくさんあります。隅田川周辺の船宿からは、お台場やレインボーブリッジ周辺を周遊するコースが人気。お台場では毎年12月の毎週土曜日に約1800発の花火が見られる「お台場レインボー花火」が開催され、19:00から約10分間行われるこのショーに合わせたクルージングもあります。
伝統的な和船の屋形船では和食が基本で洋食が選べるところもありますが、月島から出航する船で、もんじゃ焼きやお好み焼きが食べ放題という屋形船もあります。デッキでバーベキューができる新木場発の船もあります。
食事付きのコースだと料理が出ている間は、せっかくの外の景色をゆっくり見ることができないので、食事が終わる頃にちょうど絶景ポイントに到着するようなコース設定のところを選ぶとよいでしょう。
外国人におすすめの屋形船の楽しみ方
船上から見えるスカイツリーやレインボーブリッジなどの建造物ももちろん見どころですが、外国の人には日本の移り変わる四季の美しさをおすすめしたいですね。春はお花見、夏は花火、秋は紅葉など、どんな季節でも陸から見るのとはまた違った、水面に映る景色を楽しむことができます。
冬でも船内は暖房が効いていて温かく、コタツを乗せているところもあるので外国の人にとっては面白い体験になるはず。また、冬の澄んだ空気の夜景を水際から眺めるのも格別。夜景なら1年中いつでも楽しむことができます。
また、船によっては、お寿司を目の前で握ってくれるプランや芸者さんとお座敷遊びができるプラン、浴衣のレンタルと着付けをしてくれる別途サービス付きのところもあり、船上で日本の伝統体験をすることもできます。
異文化体験&観光&船旅の3つが同時に味わえる!屋形船に乗りたい理由
船内は基本的に畳敷きの和室になっているので、畳に触れることが少ない外国人には珍しいようで、座布団の上に座るのも外国の人にとっては初体験。船によっては掘りごたつ式になっていたり、椅子とテーブルが用意できるところもあるので、事前に問い合わせて選ぶことも可能です。
乗合船なら他の日本人客との触れ合いも良い思い出になるはず。地上にある居酒屋さんとは違う距離感で、同じ船に乗り合わせたもの同士の連帯感があります。
デッキに出れば風を切る爽快感と共に水辺の風景や夜景を眺めることができて、外国の人にとっては異文化体験と観光、乗り物が一度に楽しめる、お得感いっぱいのアクティビティ。日本での良き思い出に、屋形船をぜひ利用してみてくださいね。