No105貸切クルーズ船による東京湾散骨とは?
2020/01/20 公開
海好きだった、海の仕事をされていた故人を、海に関わる葬儀で送り出したいと考える家族も少なくありません。東京湾は世界中から貿易船や大型クルーズ船が周航するため、東京湾に馴染みの深い方にとっては特別な場所といえます。今回は貸切クルーズ船を活用した、東京湾への散骨について、ご紹介いたします。
東京湾への散骨は人気が高い!?
東京湾への散骨には、高額な費用がかかるイメージを持っている方も少なくありません。しかし、海洋散骨はリーズナブルな費用で行なうことができます。また、貸切クルーズ船を利用することで、親族や友人のみでの散骨となるため、故人との思い出を深めながら、送り出すことができます。また、東京湾への散骨は当日の費用以外にもさまざまなメリットがあります。今回は貸切クルーズ船による、東京湾への散骨のメリットをご紹介いたします。
子供や孫の代の負担を減らせる
少子高齢化や経済格差が広がる日本において、お墓の管理や埋葬に困っている人が増えています。高額な墓石費用やお墓の維持費が大きな負担となるケースも多く、子や孫に負担をかけたくないと願う故人が増えています。東京湾への海洋散骨は費用も5万円から実施できることもあり、とても建設的な埋葬方法として注目を集めています。埋葬に使うクルーズ船を貸切使用もできるため、親族や親しい友人と一緒に故人を送り出すことができます。
船内装花や食事も可能
東京湾で海洋散骨を行なえるクルーズ船は、船内装花や食事の提供も可能です。そのため、お葬式に相応しい会場として利用でき、食事や埋葬のたびに移動する必要がありません。また、湿っぽい送り出し嫌う故人に合わせて、セミフォーマルな服装で参列もできるため、故人やご家族の希望に沿った、東京湾散骨クルーズを行なえます。散骨の際は花びらを一緒に撒くこともでき、華やかな故人の送り出しが可能です。
無縁仏やお墓参りの負担の防止
核家族中心の家族構成や晩婚化、生涯未婚率の増加に伴い、孤独死などが大きな社会問題と化しています。また、長時間労働が常態化している日本において、お墓参りができない家族も増えています。東京湾への海洋散骨は将来の無縁仏を防ぎ、毎年行なうお墓参りの負担も減らすことができます。また、一周忌や三周忌のタイミングで、クルーズ船を貸切にし、個人を偲ぶことも可能です。東京湾を観るたびに故人を思い出せることも海洋散骨ならではのものといえます。