No149外国人観光客が喜ぶ東京の屋形船5選

屋形船は、平安時代に貴族の遊びとして始まったとされる日本独特の文化です。
江戸時代になると庶民の間でも広がり、粋な遊びとして発展しました。
外国にもクルーズ船観光などはありますが、小ぶりな船で和食を楽しみながら景色を堪能する屋形船は、日本でしか体験できません。
今回は、外国人観光客が喜ぶ東京の屋形船についてご紹介します。

屋形船

外国人観光客におすすめの船宿TOP5

ここでは、外国人観光客におすすめの船宿をご紹介します。
食事やサービスは、船宿によって異なります。
外国人観光客が必要としているものとして、英語ガイドがあるのか・ベジタリアンメニューがあるのか、宗教の関係で食べられない食材があり、それに対応してくれるのか…などなどです。
特に自国とは違う文化に戸惑う外国人観光客もいるでしょうから、喜んでもらうためには、外国人が何を目的にしているのか・望んでいることは何かなど、前もって把握することが大切です。

晴海屋

晴海屋

「晴美屋」は、ベジタリアン向けのメニューがある屋形船です。
乗船中には外国人眼光客に人気という獅子舞の披露などもあります。
英語を話せる船頭さんがいるので「どのように漕いでいるの?」「疲れない?」といった、率直な疑問を投げかけても楽しそうですね。
掘りごたつ席でコース料理を食べられるほか、スカイデッキもあるため食事と夜景をそれぞれじっくり楽しめるのもポイントです。
東京スカイツリーとお台場を周遊するので、とことん夜景を鑑賞したいときにもいいですね。

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なわ安

なわ安

「なわ安」は、年間約200組が利用する屋形船です。
自慢の料理は、本格的な寿司と国産牛の鉄板焼きなど、ボリュームが特徴。
前菜からデザートまでこだわり抜かれた料理を堪能できます。
また、別途料金で桶寿司から寿司職人のパフォーマンスへランクアップができるので、外国人観光客を喜ばせたい時には最適です。
英語ガイドがあるので、コミュニケーションの不安もありません。

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あみ達

あみ達

「あみ達」は、創業100年を迎える屋形船です。
全船スカイデッキ付きで、お花見や花火をはじめとした季節限定のイベントにも適しています。
浅草やお台場など、都内の人気観光スポットを周遊するので、外国人も楽しめるでしょう。
ゆったりと過ごせる掘りごたつの席や、最新のカラオケシステム導入など、日本ならではの伝統を味わえるのも魅力です。
ベジタリアンメニューがあるのも安心ですね。

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江戸前汽船

江戸前汽船

大人がはしゃげる屋形船体験をコンセプトにしているのが「江戸前汽船」です。
料理のプロと日本舞踊家がタッグを組み、日本食文化✖️日本伝統芸能の革新を実現させました。
レインボーブリッジを結ぶ江戸と東京を周遊し、非日常的な屋形船体験ができます。
船内では、江戸前創作オリジナル映像が鑑賞でき、伝統芸能をべースとした超越的なパフォーマンスは圧巻です。

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すずよし

すずよし

「すずよし」は横浜の船宿で、ボリュームのある食事とはもちろん、人数や時間・用途に合わせて選べる豊富な食事プランがあります。
オプションでは、酒樽の鏡開きやコンパニオンといったイベントの盛り上げにぴったりなものや、お寿司の盛り合わせやおでんといった和食を堪能可能です。

また、ムスリム・ベジタリアン対応の食事プランがあるので、幅広い外国人観光客に利用されています。

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屋形船

外国人観光客が喜ぶ屋形船

ここでは、日本の観光でも特に屋形船が喜ばれる理由をご紹介します。
日本全国、さまざまな河川を遊覧する屋形船には、古い歴史があるのです。
貴族の舟遊びとして始まった屋形船は、今や日本を代表する文化であり、訪日外国人にも大人気です。

「屋形船」は英語でなんていう?

屋形船は英語で「House Boat」といいます。
川や海で船に乗りながら食事やお酒を楽しみ、仲間内で時間を共有する様は、まさに家さながらですよね。
外国人観光客に屋形船を紹介する際は「日本の伝統的な観光船」「海に浮かぶ日本レストラン」「屋根付きの観光船」などと説明すると良いでしょう。

屋形船

外国人観光客に屋形船が人気なワケ

屋形船は、日本の伝統が味わえるだけではなく、同時に観光もできるので、効率よく日本の文化を学んだり観光スポットを巡りたい外国人に人気です。
屋根付きのこぢんまりとした船で食事するという伝統は、日本だけでしか堪能できません。
船頭さんがおり、人間の手で漕ぎながら進んでいく、という昔ながらのスタイルも風情を感じる魅力の1つです。
日本の人気観光地を巡りながら、和食に舌鼓を打つ体験は、日本独特の伝統的なもの。
特に日本は移ろいゆく四季によって景色がガラリと変わるので、その美しさはもちろん、水面に映る景色も人気といえます。

屋形船の選び方

外国人観光客のために屋形船を選ぶ際は、料理のメニューやガイドの有無などを事前に確認しましょう。
全ての船宿で英語ガイドやベジタリアンメニューがあるわけではありません。
もしも英語ガイドが必要であれば、船宿にあらかじめその旨を伝えておくと良いでしょう。

また、屋形船によっては目の前でお寿司を握ってくれたり、芸者さんやお座敷遊びができるプラン、浴衣のレンタルと着付けをしてくれるサービスがついているものもあります。

さらに、船内は基本的に畳敷きの和室になっているため、畳に触れることが少ない外国人には珍しいようです。
座布団に座るのも、外国人にとっては初体験だったりします!
ただ、船によっては掘りごたつや椅子などを用意してくれるところもあるので、必要の際は事前に相談しましょう。

乗合船であれば、ほかの日本人客とのコミュニケーションも思い出の1つになることでしょう。
居酒屋やレストランとは違い、同じ船に乗っていることで連帯感も生まれます。

外国人観光客が日本で何を体験したいかを聞いておくのもおすすめです。