天ぷら屋形船
屋形船の定番
江戸前天ぷら

屋形船といえば江戸前天ぷら!」そんなイメージ、ありますよね。当ページでは、この「江戸前天ぷら」についてご紹介していきます。
屋形船のコース料理のメインによくお出しされる「江戸前天ぷら」。船上で揚げたてをいただく贅沢は、たまらないものがあります。
「サクッ」「ふわっ」「ジュワーッ」一度食べ出したら、もう箸がとまりません!!

屋形船で天ぷら!

天ぷら

屋形船料理のメインといえば江戸前天ぷら。船内で揚げたてを召し上がれます。※「船内ってことは海の上だから、天ぷらを揚げるのに揺れて危ないんじゃないの?」という声を耳にしますが、屋形船が通る海はほとんど内海。あまり揺れないのでご安心ください。
天ぷらにおいて大事なのは、ネタの新鮮さ。屋形船では、旬の素材を新鮮なうちにサッと揚げて、熱々をご提供いたします。また、船会社によって油や天ぷら粉にもこだわっており、100%ごま油や業者に特注した独自ブレンドの油を使って揚げています。
調味料は、天つゆと塩が用意されている場合がほとんど。船会社によって塩のラインナップが異なり、なかにはカレー塩やミカン塩などの変わり種もあるようです。これも楽しみの一つですね。
※ランチメニューなど、船会社により揚げたてではない天ぷらが提供される場合もございます。

どうして屋形船で天ぷらを食べるの?

揚げたて天ぷら

江戸時代に栄えた屋形船は、大名や豪商などの粋な遊びとして大変人気がありました。 当時は、船頭がその場で海に網を投げ入れて魚を獲り、天ぷらやお刺身にしてお出ししていたそうです。 この一部が現代に受け継がれ、屋形船の料理として「江戸前天ぷら」「お刺身」が定着しました。
ちなみに、いまでも船頭が網漁をする船はあるようです。
その他、乗客が釣りをして、釣れた魚をその場で天ぷらにして食べる釣り船もあります。
特段に人気なのが8月ごろ~12月ごろまで楽しめる「ハゼ」釣りです。ハゼは大人から子供まで簡単・楽しくできる釣りになっていること、約半年間も釣りの期間があることなどから、東京湾ではポピュラーな魚として人気がります。
また、釣りサービスのある屋形船では道具の一式を貸出しているところも多くあるため、手ぶらで楽しめるところも人気の秘密です。
運が良ければ、ハゼ以外の大物が掛かるかもっ!
そんな楽しみも交えつつ、屋形船に乗るのはいかがでしょうか?

「江戸前」って何?

江戸前漁船

「江戸前天ぷら」の「江戸前」とは、江戸の前にある海、東京湾のことです。 つまり、「江戸前天ぷら」は「東京湾で獲れた新鮮な魚介類を使った天ぷら」ということになります。 もっとも現在は、材料を船に積み込んでお客様にお出ししています。 いまでこそ汚染している東京湾ですが、以前は美しく、また太平洋の黒潮と内湾からの水流がぶつかるため、多様な生物が住む恵まれた海でした。 昭和30年代後半ごろまではキスやボラ、クロダイなどがよく獲れていたそうです。
その後、日本の発展と戦後の復興に伴い汚染が進んでしまい、一時はあまりに悪臭がひどく、多くの屋形船や船会社は一時休業に追い込まれるほどでした。 近年は昔の美しさを徐々に取り戻しており、水質がよくなってきている影響で、生き物も戻ってきているようです。 さすがにまだ、昔のように子どもたちが神田川や海に飛び込んで泳ぐことはできませんが、いずれそんな日が訪れるといいですね。

「江戸前天ぷら」はどうしておいしいの?

天ぷら

屋形船では、揚げたてを1種ずつ順に出しているため、常に熱々の江戸前天ぷらをいただくことができます※。 また、会社ごとに天ぷらを揚げる油にもこだわっており、専門店で調合してもらっているところもあるようです。
これらのこだわりのおかげで、「サクッ」「ふわっ」「ジュワーッ」の江戸前天ぷらをおいしく味わえるのです。 さらに、屋形船でいただくという最高の贅沢感が合わさって、何にも勝るおいしいものとなっているのでしょう。
※ランチのお弁当などで、揚げたてをご提供していない会社もございます。

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